(株)山ノ下納豆製造所
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赤羽三佳の受賞インタビュー   http://fairy.to/mika

佐藤さんに全国納豆鑑評会の受賞のいきさつなどをお伺いしました
*** 三佳:鑑評会での受賞おめでとうございます。納豆は昔からの伝統ある食品ですが山ノ下さんではいつから納豆を作っていらっしゃるのですか?

←十分に水をすった大豆

佐藤さん:私のところは昭和2年に新潟市に越してまいりまして、祖父母が納豆の製造をはじめたそうです。佐藤彰城さん小さいながら工場を建てたのは昭和4年で、当時は自転車で新潟市内の市場まで持っていって販売していたそうです。当然私にはわかりませんが・・・。私の兄が3代目として現在の社長をやっており、写真の若いのがもしかしたら4代目を継ぐことになるかもしれない営業の佐藤彰城(あきくに)です。残念ながら子供も一人おりますので、三佳さんアタックは掛けないで下さいね。

営業の佐藤彰城(あきくに)さん→

三佳:そうなんですか、カッコイイですよね。それでは本題の納豆に関してお伺いしますが、今回の納豆造りに関して特にこだわった点はなんでしょうか。

佐藤さん:基本的には、新潟で取れた美味しい大豆を新潟で加工して新潟の皆様に召し上がって戴きたいと思って造り続けてきています。添付のタレも新潟県小千谷市の醤油メーカー山崎醸造に造っていただき当然遺伝子組換え原料、化学調味料一切使わず造っております。
今回の商品に関してはとにかく新潟県にこだわって作ってみました。


*** 三佳:こんな素敵な環境の中で作られているのですから絶対においしいものが出来上がりますよね!!佐藤さん御自身も何かこの素敵な環境特有の趣味などを持っていらっしゃるのですか?

←釜出ししている林さん

佐藤さん:私の趣味は渓流釣り(フライフィッシング)と蕎麦打ちなんですよ。なんとも奇妙な取り合わせですが、休日には渓流に入って、春先はスギ花粉と、夏は暑さとアブと、秋は蜘蛛の巣とヤブ蚊と戦いながらもっぱらヤマメに遊んでもらっています。

三佳:渓流釣りですか!!いいですね、なんだか色々と戦いも(笑)あるようですが自然があるからこそ出来る贅沢な趣味ですね。

佐藤さん:そうそう去年の秋に25年間の釣り歴ではじめて熊さんと対面しました。横丁の熊さんじゃないですよ。熊さんのほうで先に逃げてくれたから良いようなものの怖くなって・・・隣の川に行ってまた釣りを続けました。その時は怖さの御礼でしょうか良形のヤマメがほぼ入れ食い状態でした。

*** 三佳:私もやってみた〜い!!蕎麦打ちに関しても珍しい趣味ですよね。自分で打った蕎麦が食べられるなんて羨ましいです。佐藤さんが打った蕎麦は皆さんで食べられるのですか?

納豆菌を吹き付けているところです→

佐藤さん:ところが近頃かみさんも子供達も喜んでくれなくなりまして・・・人に差し上げるとか、年に一〜二回友人を呼んで蕎麦パーティをやるくらいです。でも美味しいですよ。私の打つ蕎麦は。やはり国産のしっかりした製粉の蕎麦粉が旨いです。納豆と同じで品質は原料次第ですよ。

三佳:趣味も仕事も何か通じるものがあるんですね。佐藤さんのその素敵な趣味が今回の受賞につながったのかもしれませんね。受賞された時はどのようなお気持ちでしたか?

佐藤さん:恥ずかしながら受賞の一報を全国納豆協同組合連合会の事務局より頂いたときは天にも昇る思いでした。私ども新潟県の納豆組合では新潟県農業総合研究所食品研究センターでいろいろご指導を戴き少しでも良い納豆をつくる為に努力しておりますが、この粒自慢は高たんぱく高炭水化物で、味は深みがあってよいのですが、製造するにはいささかてこずって散々先生にご面倒をお掛けしたものなんです。
***ですから休日にもかかわらず担当の先生のご自宅までお礼の電話を掛けたんですよ。


←新潟産大豆です

三佳:やはりいいものを作るという事は大変なことなんですね。私たち消費者に見えない陰の努力がこのような結晶として現れてくるんですね!!それでは最後の質問とさせて頂きます。今まで納豆に関するこだわりなどを伺ってきたのですが、納豆造りに関して一番心掛けていることは何でしょうか?

***
本社工場→

佐藤さん:いろいろ教えていただいた中で一番重要なことは「あんたが納豆を造っているんじゃないよ、納豆菌が納豆を造るのだよ。だから納豆菌が機嫌よく繁殖できる状態をつくってやることがあんたの仕事だよ」という事だと考えています。。ついつい「俺が納豆を造っているんだ」と思ってしまって、納豆に怒られてしまいます。納豆は正直ですから出来上がりにすぐ出てきてしまいます。ですからいつもいつも反省しながら納豆を造っております。

ツーショット
↑取締役部長の佐藤さんと三佳。


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